香川県の豆知識

アート!建築王国!香川県!


2020年6月24日(水)

気が付けば2020年も中盤!1年の折り返しの時期・・・。
しごとマルシェも慌ただしくしている中、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

今回の豆知識コラムでは『香川県の有名建築物』をご紹介したいと思います!
アートの祭典『瀬戸内国際芸術祭』でも知られる香川県!
実は、日本だけにとどまらず、世界的に有名な建築家が残した作品も多数あるんですよ!
建築ファンは必見!新型コロナウイルスの影響もありますが、県外移動が解禁になりつつある今、今後の参考にしていただけたらと思います。


それでは行ってみましょ~!!!

 

まず、ココは絶対に外せない!
■香川県庁 東館(旧本館)/丹下健三氏
高松市番町にある香川県の行政機関となります。現在は香川県庁舎 東館(旧館)と呼ばれ、隣接される本館ができるまでは、こちらが本館でした。

丹下健三氏、初期の傑作と言われ、コンクリートやガラスなどの素材を使った技術で作られた『モダニズム建築』となります。
尚、丹下健三氏は『船型の体育館』として有名な『香川県立体育館』も手掛けています。残念ながら、こちらの体育館は閉館となり、取り壊しの危機に瀕しています。現在は、建築物を後世に残そうとする声もあり、取り壊しか現存かで意見が分かれています。

 

『瀬戸内国際芸術祭』でも人気が高い!

■地中美術館/安藤忠雄氏
香川県直島町にあり、国際的にも有名な安藤忠雄氏が手掛けた美術館!
ただ、この美術館は一味違います!瀬戸内海の景観を損なわないように地中に埋設しているんです!

作家・建築家がお互いに意見しながら建設されたこの美術館は、美術館自体がアートと言えます。内観は自然光が降り注ぐ設計となっており、季節や時間などで違った見え方を楽しむことができます。
また、この他にも安藤忠雄氏は『四国村ギャラリー』も手掛けています。

 

国際的にも有名な建築集団が手掛けたフェリーターミナル!

■海の駅「なおしま」/妹島和代+西沢立衛(SANAA)
建築ユニットのSANAAが設計。アートの島、香川県直島町の玄関口であるフェリーターミナル。ダイナミックな平屋建てであるにも関わらず、細めの鉄骨とガラスの組み合わせで軽やかな印象を受けます。建物内には、乗船券売り場だけでなく、売店やカフェ、待合ホール、観光案内所、ギャラリーなどがあり、SANAAが手掛けたSANAAチェアーも設置されています。

尚、SANNAは建築家にとって最高の栄誉とされるプリツカー賞の受賞経歴があり、金沢21世紀美術館、ルーヴル美術館のルーヴル・ランスなども手掛けています。

 

庭園というアートの空間!
■イサム・ノグチ庭園美術館/イサム・ノグチ
高松市牟礼町にアトリエを構えていた『彫刻家 イサム・ノグチ』の遺志を実現するために開館した美術館。

『イサム・ノグチ』と言われると、椅子やテーブル、照明などをイメージする方も多いのではないでしょうか。

でも、なぜ香川県にある庵治だったのか?それは、ユネスコ庭園への作品素材に庵治石で有名な花崗岩を使ったことがあるからなんです。

庭園美術館には完成品もあれば、未完成品もあり・・・ここに来れば、イサム・ノグチが過ごした時間を感じられるのではないでしょうか。
ちなみに、入館方法は往復はがきによる事前予約制となっていますのでご注意ください。

 

通称は『MIMOCA(ミモカ)』!
■猪熊弦一郎現代美術館/谷口吉生氏
香川県丸亀市にあり、JR丸亀駅から徒歩1分程度!公共建築百選に選ばれています。

開放的な開口部が特徴の美術館で、先にご紹介した丹下健三氏と同じくモダニズム建築の傑作です。

外観だけではなく、展示室にも現代建築の空間が広がり、随所にモダニズムを感じることができます。
ちなみに、猪熊弦一郎氏は百貨店『三越』の包装紙のデザイナーでもあります。

 

いかがでしたでしょうか?

ちなみに今回ご紹介する案件は、独断と偏見でピックアップしましたので悪しからず・・・。


まだまだご紹介したい建築はたくさんあるのですが、また次の機会に・・・。
暑さも厳しくなっていますので、皆様くれぐれもお体ご自愛下さいね。