全国には「一宮(いちのみや)」と呼ばれる、各国で最も格式が高いとされた神社が存在します。
では、四国で唯一「二宮」と呼ばれる神社があることをご存知でしょうか?
讃岐の一宮は、香川県民なら誰もが知る高松市の田村神社。
そして、讃岐二宮が三豊市高瀬町に鎮座する大水上神社です。
この神社の参拝は、拝殿で手を合わせて終わりではありません。
拝殿の奥には磐座(いわくら)があり、苔むした岩々が連なるその光景は、まるで太古の世界に足を踏み入れたかのような幻想的な雰囲気を醸し出しています。大水上神社は、太古の昔からこの地で信仰が行われていたとされ、境内からは弥生時代の祭祀土器が出土しています。
数千年にわたり、人々が自然と向き合い、祈りを捧げてきた場所であることがうかがえます。境内には「鰻淵(うなぎぶち)」と呼ばれる場所があり、かつては雨乞いの神事が行われていたそうです。この淵にある磐座に向かって、拝殿から祈りを捧げる造りになっているのも、大水上神社ならではの特徴です。
ここに立つと、太古の人々と今を生きる自分が、同じ場所で祈っていることの不思議さに気づかされます。
時間を超えてつながる感覚を、ぜひ現地で味わってほしい神社です。
また、大水上神社では「水おみくじ」も人気。白紙のおみくじを水に浮かべると文字が浮かび上がり、一つひとつの言葉が心に深く響いてきます。季節ごとに生けられる花や、和傘のディスプレイなど、境内は彩りも豊か。
険しい山道や長い階段を登る必要もなく、気軽に訪れることができるのも魅力です。
まだ訪れたことのない方は、ぜひ一度足を運んでみてください。
そして、すでに訪れたことのある方も、事前にさまざまな情報を知った上で、違う視点からもう一度参拝してみてはいかがでしょうか。
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