転職成功ストーリー

不採用=能力不足ではない


2025年7月15日(火)

先日、前向きで意欲的なキャリア志向を持つ方の転職が決まった。実は、その方が最初に受けた企業では面接で不採用になった。その時は、「自分の能力が足りなかったのかも・・」と、彼女は少し自信を失ってしまっていた様子だった。

私も不思議に思い、その企業に不採用の理由を確認してみたところ、こんな答えが返ってきた。

「とても優秀で、考え方もしっかりされていて、コミュニケーションも申し分ない方でしたよ。ただ、当社ではチームでの連携が非常に重要で、今回募集している部署のメンバーとの相性を考慮した結果、他の方を選ぶことにしたんです。」

このように、転職活動では「能力」や「熱意」だけでなく、「社風」や「人との相性」も採用の大きな判断材料になる。

そこで、彼女には、会社によって求める人物像が異なることは自然なことで、不採用の理由が決して「能力不足」ではないことを丁寧に伝えた。すると、少し安心に繋がった様子で、その後ご自分の考え方や価値観にフィットする企業と出会い、見事に内定を獲得された!

実は私自身も、就職活動中にほとんどの会社から不採用の連絡を受け、どん底を味わった経験がある。だからこそ、転職支援は単に書類を添削したり、求人を紹介したりするだけではなく、気持ちの面でもしっかり寄り添うことが大事だと改めて思った。