インタビュー

好きなものに囲まれて働く!


株式会社ワンアンドオンリー

高橋 まりあさん

2017年8月28日(月)

洋服は好きだけど、アパレルってなんだか大変そうでハードルが高い・・・!そんなイメージのアパレルで、実際に働いている人はどんな人?お話を伺ったのは、にこにこ笑顔が素敵なイーハイフンワールドギャラリー店舗責任者の高橋さんです。


『「洋服が好き!」そんな単純な理由からスタート。』

 

―まず、この仕事を始めたきっかけを教えてください。
 高校を卒業してすぐの就職だったんですけど、地元の千葉で就活中に今の会社の求人広告を見つけたんです。もともと洋服が好きだったので、単純に興味を持って、やってみようかなぁという気持ちで入りました。

 

―アパレルってちょっとハードルが高いイメージなんですけど、高橋さんは入社するまでにアパレルの経験はありましたか?
高校の時は飲食のバイトをしていてアパレルは未経験でした!入社してからは、それまで思っていたイメージと違ってギャップを感じましたね。接客をするだけなのかなと思っていたんですけど、商品の検品だったり、メールのチェックだったり、意外と事務作業も多くてびっくりしました。あと役職が上がるほど、事務作業の割合は増えていきますね。でも、洋服が好きなら全然苦じゃなく乗り越えられます!

 

―事務作業が多いというのは意外です!入社してからどのような流れで店長になりましたか?
 入社して2年ほど経ったころ、香川で店長のポストが空いているからやってみないかって言われて。自分自身、レベルアップしたいと考えてたので、すぐ「やりたいです!!」って言って香川に来たんです。

 

―すごい決断力ですね…!千葉と香川は遠いと思うんですけど、躊躇はなかったんですか?
店長をやってみたいという思いが強くて、その勤務地がたまたま香川だったって感じなので、特に香川に来ることへの躊躇はなかったですね。辞令が出た時期も、引っ越しする1,2か月前だったので結構急でした(笑)

 

『ひとりひとりが輝けるお店づくりを目指す。』

 

―念願の店長ということですが、店長として苦労することや難しいことはありますか?
 やっぱり対人コミュニケーションの難しさですね。スタッフとのコミュニケーションをとるのに特に苦労します。店長は店づくりにおいて重要な役割なので、自分がどういうお店にしていきたいかというのはとても意識しているんです。

 

―店長によってお店のカラーが違ったりするんですか?
かなり違いますね。私は、社員やアルバイトなどの雇用形態関係なく、スタッフ皆に「販売って楽しい!」と思ってほしいので、スタッフ全員が楽しく働けるようにと心がけています。

 

―スタッフさんが楽しそうだと、お店の雰囲気も明るくなりますね!スタッフが楽しく働くために、大切にしていることは何ですか?
アパレルっていうと、接客が得意じゃないとできないっていうイメージが強いと思うんですけど、スタッフの中には接客が苦手な子もいるんですよ。その代り、事務作業が得意だったり、掃除が得意だったり、それぞれ接客とは別に得意なことがあります。スタッフそれぞれの強みを見つけてアドバイスしたり、役割を任せたりして、ひとりひとりが自分の強みを活かして働けることを大切にしています。

 

『お客様のニーズをしっかり読み取ることが接客のカギ。』

 

―高橋さん自身が仕事のやりがいを感じるのはどんな時ですか?
 スタッフ皆で協力して売り上げを達成できたときです!ノルマは特に無いんですけど、お店としてこのくらいは売るっていう予算があるんです。その目標に向かって頑張って、それを達成できたときには「やった~~☆」ってめちゃくちゃ嬉しくなりますね。頑張ってよかったなぁと思う瞬間です。

 

―すごく達成感がありそうですね!お客様に接客をするときは、どんなことに気をつけていますか?
 商品の押し売りをせず、お客様に納得して選んでいただくのが理想なので、お客様がどんなことを求めているのか探ることを特に大切にしています。何気ない会話の中で、その方のライフスタイルや好みなどのニーズチェックをするんです。その会話から得られたことを参考にしながら「こんなライフスタイルだったら、このテイストの服が着回ししやすいかな。」とお客様に合わせておススメします。

 

―やっぱりコミュニケーション能力大事なんですね…!スキルを上げるためにやっていることはありますか?
 スタッフ同士で、初対面の設定でロールプレイングをしたり、テーマを決めてどれだけ話を広げられるかやってみたり、会話のトレーニングをしてお客様のニーズに応えられるようにしています。私自身、接客を勉強するようになったのは香川に来てからなんです。千葉ではアウトレットのショップスタッフで、あまり接客をすることはありませんでした。

 

―じゃあ香川に来て最初の方は接客に苦労しましたか?
 そうですね。最初は結構苦労しました。他のお店のスタッフさんが、お客様と親しげに会話しているのが見えて焦ったり…。そこで、一度来てくださったお客様の顔や名前を覚えて「この前来てくださった方ですよね!ありがとうございました!」って声をかけたり、こちらからグイグイ積極的に話しかけたりしました。今では結構、リピートして来てくださる方が増えましたね。あと、香川の方は優しくて接客しやすいです!(笑)

 

―そうなんですか!地域によってお客さんのタイプも違うんですか?
 違うと思いますね。いろいろな県に仕事で行くこともあるんですけど、東の方はわりとお客さんがクールな方が多い気がします。香川の方は、話しかけると皆さんちゃんと話してくれますし(笑)あたたかい人柄の方が多いと思います!

『アパレルスタッフとしてのプライドを持って働くということ。』

 

―アパレルならではの良さや面白さを教えてください。
お客様に接客をするっていうのは洋服の良いところやオススメのポイントをプレゼンテーションするってことなんです。お客様に対して「ここが良いんです!」と何度もプレゼンをしていると、最初は好みじゃないかなと思っていても、自然と自分もその服が好きになっていっちゃいます。最終的には自分も欲しくなって、買っちゃうこともよくあるんですよ(笑)そうやって好きな洋服に囲まれながら仕事ができるのは、アパレルならではの面白さじゃないですかね。

 

―好きなものに囲まれてると自然とモチベーションも上がりますよね!アパレルはとても忙しいイメージがありますが、お休みなどはありますか?
 お休みはちゃんととって、しっかり休んでます!でも、ゴールデンウィークなどの連休は繁忙期で忙しいので、連休とは別の時期に休みをとってます。とはいえ、学生と比べると、まとまった休みがなかなかとれないこともあるので、学生時代は旅行とかたくさん行って、思いっきり遊んでおくべきだと思いますよ(笑)これは社会人になったら皆さん感じることだと思いますけどね。

 

―なるほど…!今のうちに遊んでおきます(笑)では、お休みの日は何をして過ごしていますか?
休みの日は、家でゆっくりすることが多いです。スタッフの中には、サーフィンやスノーボードなどが趣味の人が多く、休みの日も出かけて活発な人が多いですね。あと月に一回は、お休みの日に美容院やネイルサロンに行って自分のメンテナンスをするようにしています。お客様に見られることを意識する仕事なので、ファッションはもちろん、メイクやネイル、美容にも気を遣います。

 

―美容などメンテナンスに気を遣うのは、アパレルならではですね。普段から、ファッション情報などをチェックするようにしているのですか?
 そうですね、ファッションに関しては絶対にお客様より詳しくないといけないっていうアパレルスタッフとしてのプライドはあります。常に世間よりも早い時期の商品を取り扱うので、世間の半月~半年先の流行りを知っておかなきゃいけないんです。雑誌やネットで常に情報をチェックしています。またスタッフ同士の会話でも情報交換をするようにしてます。「このメイク似合うと思うよ!」とか声をかけて、スタッフにも自分に似合う服やメイクでファッションを楽しんでもらいたいなって思ってます。

 

―スタッフさんが皆さんオシャレで知識が豊富なのは、努力あってこそなんですね!最後に、今の目標や、やりたいことを教えてください。
今の目標は、ここで店長としての経験をもっと積んで成長して、地元に帰ることですね。引き続き、スタッフが心地よく働けるお店づくりに取り組んでいきたいですし、自分自身も販売員としてもっとスキルアップしていきたいです。そして地元に帰って、今とは違うブランドにチャレンジして、自分の力を試してみたいです!

 

―インタビューを通して、高橋さんが洋服がすごくお好きで、仕事に誇りを持っていらっしゃるということがひしひしと伝わってきました!私も仕事を好きになって、常にチャレンジしていけるような人でありたいなと思います。今日はありがとうございました!

 

【プロフィール】
イーハイフンワールドギャラリー店舗責任者 高橋 まりあ
1994年9月16日生まれ、千葉県出身。千葉県内公立高校卒業後、当社に入社。
現在、イーハイフンワールドギャラリー店舗責任者として勤務。

香川大学 経済学部/ 遠藤鈴
鹿児島大学 農学部/ 松原萌