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自分自身に自信が持てない場合・・


2025年10月1日(水)

先日、長く製造業に携わってきた方から、再び製造業で働きたいという相談を受けた。直接会って話を聞いたところ、「自分に自信がなくて、面接でなかなかアピールできないんです・・」と不安を抱えていらっしゃった。


そして、ご紹介して選考して頂けることになった企業の面接で、「自己アピールをお願いします」と言われ、答えに詰まってしまったらしい・・。
ご自身の返答に対する面接官の反応を見て、「・・・きっと落ちたと思います。」と肩を落としていた。

ただ、実際に工場見学をして仕事内容を実施に見聞きして、どう感じたのか聞いてみた。
すると、これまで図面を見て製品を組み立てる経験を何年も積んでいるので、業務の流れはイメージできたとのことだった。

職務経歴書を拝見すると、一つ一つの会社で長期に渡り仕事をされているので、仕事を簡単に投げ出さない方だと思った。また、製品は違っても、これまでの経験を十分に活かせる力を持たれていると感じた。

そして、採用担当者に面接の感想を聞いてみた。すると「仕事に対して少し不安を持っているように見えた。」との意見だった。

彼の自信が無い様子が、仕事そのものへの不安に見えてしまったのだそう。そのため、「すぐに辞めてしまうのでは」という懸念に繋がっていた。

その感想をお聞きし、自分自身への自信のなさが、能力そのものに疑問を持たせてしまうのは本当にもったいない・・と思った。

ただ、「自信を持って!」と言われても、自信を持てるものではない。それは、考え方や思考は、これまで生きてくる中で培われたものなので、簡単に変わるものではない・・。

でも、本来の能力を自信の無さで下げてしまうのは本当に残念だな・・と思った(・_・;)

ただし、彼がこれまで培った経歴・経験には必ず価値がある!そのため、自分自身が「できること」「やってきたこと」を整理して、応募先の仕事とどうつながるのかを言葉にしてはどうかと思った。これなら自己肯定感とは切り離して考えられるし、言語化しやすいようにも思う。

 

思考の癖を変えるのは難しいけれど、これまでの経験を紐解いて応募する仕事との関連性を見つけることは難しくない。今回の選考結果次第では、これから彼の経歴を一緒に整理して、自己PRに繋げていくサポートをしていきたい。