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1日1捨 vol.12 掃除のハードル


2026年7月21日(火)

ここ最近までは、「また使うかもしれないから置いておこう」と思ったり、「片付けるのが面倒だから、また今度」と後回しにしたりすることがよくありました。気になっていても、見て見ぬふりをしてしまうことも少なくありませんでした。

そんな自分が少し変わってきたなと感じた出来事がありました。


先日、実家へ行ったときのことです。母も数年前から体調を崩し、以前のように家事や掃除を積極的にできなくなっています。その日、お昼ご飯を作ろうと冷蔵庫を開けると、棚に汚れやベタつきがあるのが目に入りました。


以前の私なら、「気になるけど、今日はいいか」とそのまま扉を閉めていたと思います。でも、その日は違いました。冷蔵庫の中の物をさっと別の棚へ移し、一段ずつ取り外して洗い、最後にドアの表面まで拭き上げました。特別気合いを入れたわけでもなく、「今やってしまおう」と自然に体が動いたのです。

掃除を終えた冷蔵庫は見た目がきれいになっただけでなく、使うたびに気持ちよくなりました。そして何より、自分自身が「掃除に取りかかるまでのハードルがこんなに低くなったんだ」と驚きました。


思い返してみると、毎日少しずつ断捨離を続けてきたことが大きかったのかもしれません。物が減ると、掃除をするために物をどかす手間も減ります。「まず片付けてから掃除」という工程が少なくなるので、「少し拭こう」「ここだけきれいにしよう」という気持ちで始められるようになりました。


断捨離は、物を減らすことだけが目的ではありません。暮らしの中で「面倒」と感じることを少しずつ減らし、行動しやすい環境をつくることでもあるのだと実感しています。

大掃除のように一気に頑張るのではなく、気づいたときに5分だけでも手を動かす。その小さな積み重ねが、いつの間にか掃除への苦手意識を和らげてくれていました。これからも「1日1捨」を続けながら、掃除も気負わず、気づいたときにサッとできる自分でいたいと思います。