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転職相談はお見合いと同じ!? 〜しごとマルシェの奮闘記〜


2025年2月10日(月)

先日、とっても嬉しい言葉をもらった。転職相談に来られた方が、目を輝かせながらこう言ってくれたのだ。「求人って、テキストだけじゃ分からないことが多いですよね。実際に応募して、内定までいただいたんですけど、なんとなく腑に落ちなくて。結局、お断りしたんです・・。でも、しごとマルシェさんが転職相談もされていると知って、話を聞いてもらえれば、自分に合う職場が見つかるんじゃないかと思ったんです!」

こんなにストレートに言ってもらったことは初めてということもあって、かなり照れた(;^ω^)でも、考えや価値観をしっかりと言語化できる人で、話をしているとこちらまで元気になった。でも、そんな人でも「求人情報だけで仕事を決めるのは難しい」と感じているのだから、やはり転職活動は情報戦だけではないんだと改めて感じた!

◆ 転職相談=お見合い相談!?

実際、最近入社された方々も、私が「この会社、合いそう!」とピンときて提案した企業に転職された。求職者の話をじっくり聞きながら、性格、価値観、仕事観、人生観、大事にしていることを把握して、「この会社ならフィットするかも」と思ったら、その企業に打診する。すると、企業側も「この人、うちに合いそう!」と興味を持ってくれ、書類選考・面接を経て採用が決まった。もちろん、ミスマッチとなる方も残念ながら大勢いらっしゃるけれど、転職相談ってお見合い相談に近いと感じる。いや、むしろ完全にお見合いじゃないか?とも思う。企業と求職者、両者の相性を見極め、良縁を結ぶのがこの仕事じゃないかなと!

◆ 求人情報はプロフィール写真だけじゃない!

求人情報を見ると、月給・年収、休日数といった条件で検索されることが大半だと思う。でも、これは、婚活アプリで年齢・年収・趣味でフィルタリングするようなもの。でも、ちょっと待ってほしいと思う! 恋愛だって、会ってみないと分からないことがたくさんあるので・・。

たとえば、「年収1000万円・高身長・高学歴」とプロフィールに書いてあったとしても、実際に会ったら 「趣味は毎晩一人で腕立て伏せ100回です」 というストイックすぎる人かもしれないし、逆に「年収400万円・普通体型」でも めちゃくちゃ気が合う最高のパートナー かもしれない。転職も同じで、企業側の情報も求人票だけでは伝えきれない部分が多い。例えば・・。
✔ 社長の人柄 は?(厳しい方? それとも、フレンドリーな方?)
✔ 社内の雰囲気 は?(静か? それとも、にぎやか?)
✔ 一緒に働く仲間 は?(個性的? それとも、協調性重視?)

こうした「会ってみないと分からない部分」が大事だったりすると思う。というのも、自分の性格や個性、価値観に合っているかどうかは、テキストに書かれていないことが多いから。


◆ 転職相談を通じて感じたこと

そんなジレンマを常に感じながら求人情報を作成している私にとって、「求人情報だけでは分からなくて、話を聞いてもらいたかった」という言葉は、本当に心に響いた。また、転職相談に乗っているつもりが、私の方が刺激を受けたり、考えさせられることも多い。そして、こんな情報提供が必要なんだとか、こういう風に求人記事が読み取られる可能性があるんだとか、求人情報の発信に関しても大事な気づきも頂けることがある。

そして、これまでのマッチング事例を振り返ると、 本音で相談してくれた人ほど採用に繋がっていることに気づいた。「実はこれまでの仕事にこんな苦労があって・・。」「自分はこんな仕事がしたいけど、活かせる仕事がなかなか見つからなくて・・。」という風に、自分の想いを素直に言葉にして話してくれた人ほど、その悩みを解決できるような仕事は無いか?そういう経験を活かせる仕事は無いか?と具体的に探せるので、その方に合った仕事を探しやすい!また、こっちも人間なので、熱い想いを聞くと 「この人のために頑張りたい!」 ってスイッチが入る。さあ、今日も最高のご縁を結べるよう頑張るぞ~!(´ω`)