転職をふと考えたら・・

【転職成功事例】早期離職によるデメリットを克服して・・


2025年5月12日(月)

新卒で働き始めたものの、数か月で退職してしまった女性から転職相談があった。彼女は大学でデザインを学び、新卒では学んだことを活かせる仕事に就いた。でも、入社した会社がどうしても合わず、退職という道を選んだのだそう。

彼女のポートフォリオを見せてもらうと、彼女の優しさや温かみが反映された、とっても素敵なデザインが詰め込まれていた。彼女はすばらしい才能の持ち主だと思った。

にもかかわらず、転職活動では不採用が何度か続いていた。数か月で退職したことがネックとなり、企業に紹介しても「経験が少なすぎるので・・。」「またすぐ辞めてしまうかもしれないので・・」という返答だった。書類選考で落とされることが続き、彼女は焦りもあったのか、「お金の心配もあるので、早く仕事を決めないと・・と思っています。なので、パートやアルバイトでもいいかなと考え始めているんです・・・。それで、飲食店の仕事に応募しました!」とのことだった。

今、転職市場は、売り手市場と言われながらも、採用担当者はかなりシビアな視点で応募者を見ている。一度、全く異なる職種に流れてしまうと、次にデザイン系の仕事にチャレンジしようとしたとき、アルバイトの期間がマイナスになることもある。「飲食店で接客業務をしていました。」となると、企業側は「デザインの仕事がしたいのだったら、なぜ飲食店でバイトを?」と疑問を持つ可能性も高い。デザイン系の仕事を目指すなら、どんな形でもいいからデザインに携わる仕事を探した方がいい!

そのため、「焦る気持ちはすごく分かります。でも、長期的な視野で考えることが重要だと思うんです。バイトで仕事が見つかったとしても、果たして〇〇さんがしたかった仕事に繋がるかと言えば、違うと思うんです・・。もう一度考え直してみるのは難しいですか?」と本音をぶつけてみた。


そして「でも、未経験だからなかなか採用されないんだと思います・・。」との少し弱気な彼女に対して、「大丈夫!企業によっては、未経験から育成するプログラムを持っているケースもあるし、採用基準は企業によって本当に違うんです。〇〇さんのポテンシャルを見てくれる企業もありますから!」とも伝えた。これまで受けた企業に落ちたからと言って、全ての企業が同じ判断基準を持つとは限らないので、まだ諦めて欲しくなかった。

すると、彼女は少し考えてから、「分かりました。やっぱり自分が好きなデザインの仕事を目指したいと思います!」と考えを変えてくれた。そして、彼女が関心が持てるデザインの仕事に近しい仕事があり、そこに応募することに。そして、一次面接通過の連絡が企業から届き、企業側も彼女のデザインセンスと熱意を評価し、「ぜひ最終面接をしたい」との嬉しい連絡があった!そして運命の最終面接、「ぜひ採用させて頂きたい!」と、無事転職することができた。

彼女のように、転職活動がなかなかスムーズに進まないと、今ある選択肢の中から選ぼうとする人もいるかもしれない。でも、長期的な視点で考えた場合、踏ん張るのがいいのか、それとも、一旦は可能な選択肢に進むのがいいのか見極めることが大事だと思います。

もし、相談相手が近くにいない・・という方は、しごとマルシェで転職相談に乗りますよ。また、しごとマルシェで掲載している転職支援ありの求人は、応募書類の添削などのサポートもさせて頂いています。職場見学をさせて頂けたり、実際にその職に就いている方々から話を聞ける企業もあります。少しでもミスマッチを避けられる工夫はできるので、転職相談があれば、遠慮なくご連絡下さい。転職相談はこちらからお申込み頂けます。