働く人におススメ本

「本当の定年後」という本を読んで


2025年6月11日(水)

人生の後半戦を歩む中で、これからの人生をどう生きるかという命題に関して、頭のどこかで常に考えている。そのためか、本屋さんで、この本を見つけた時にタイトルに興味が湧いて買ってみた。

まだ半分しか読めていないものの、興味深いと思ったのは、定年を境に「仕事満足度」が急上昇しているというリクルートワークス研究所の調査結果。全国就業実態パネル調査によると、定年前よりも定年後の方が仕事に満足している人の割合が高いのだそう!


20代から50代にかけて仕事満足度がどんどん下がっていくのに、定年後の60代から70代にかけて急上昇し、75歳では6割以上の人が充実感を持って仕事をしているというデータには驚かされた。


私達が持つ定年後のイメージは決して明るくない。定年後は2000万円の貯蓄でも足りないという話もある一方で、中高年の転職市場はかなり厳しく、正社員としての転職自体が難しいし、転職できたとしても年収は下がる。


経済力・稼ぐ力という視点で見ると、お先真っ暗かも・・と思ってしまう。ただ、実際は、子どもの成長に合わせて学費の負担が無くなり、月々の支出も減るので、定年前の収入を持続できなくても、日々の生活に満足して仕事をしている人達が多いとのことだった。

 

この本を読みながら、要は何に価値を置いて生きるかによって日々の生活の満足度も大きく変わるんだろうなあと思った。この額以上は稼がなきゃとか、ホワイトカラーの仕事じゃないとムリだとか、かつての地位に見合った仕事をしたいとか、「こうあるべき!」という考えにしがみついていると、きっと不満の方が大きくなってしまうんだろうなあと。

 

そして、私自身は半農半Xという生き方をゆっくり進めていこうと改めて思った。週末は息子のサッカーの付き添いで、兼業農家の義父や夫を手伝えていないけど、興味がある。

 

貯蓄が必要になるのは、お金が必要な生き方をしているからであって、自分で食べるものを作り出していけばお金に依存しなくても済むし!と思う。できれば、ヤギと鶏を飼って、お米と野菜に加えて動物性たんぱく質も自給できるような生活をしたい(#^.^#)