働く人におススメ本

「転職と副業のかけ算」という本


2025年6月19日(木)

転職は、働き方はもちろん、生き方にも大きく影響します。さらに、転職に成功したからその後の人生が安泰とは限りません・・・。この本には、会社も組織も自分のキャリアや人生を保障してくれるものではなく、自分の身は自分で守るしかないからこそ、キャリアに関する考え方を見直してみませんか?という提案も書かれていた。転職を考えている方々には非常に参考になると思うので、仕事に対する考え方の部分だけかいつまんでご紹介しますね。

■「同じ給料なら無駄に働かない方がいい」という考え方について
仕事にもコスパを求める声があり、給与の高い仕事はコスパがいいと言う人すらいる。でも、長期的視点で見ると「コスパ」という意識を仕事にも求めると、仕事に対する姿勢が受け身になってしまう。そして、結局は仕事を通して、「得られる経験値」が小さくなり、自分の価値を下げてしまう。

■「やったことが無い仕事にはチャレンジしたくない」という考え方に関して
能力を高めるための訓練の場は、実は「自分が経験したことのない仕事」に潜んでいる。自分の経験値を高められる機会になるのでチャレンジすべき!

■仕事の捉え方に関して
自分の仕事をどう捉えるかによって、仕事への向き合い方も変わる。仕事を【業界の状況⇒会社の課題⇒部署の役割⇒自分のミッション】と言う風に上流から下流まで広い視点で見て、理解することで、仕事に対する姿勢も変わってくる。

■仕事に必要なのはスキル?
仕事に対して大事なのはスキルというより、目の前のことに一生懸命になったり、絶対にやりきるという「考え方」「姿勢」「目線」だ。

 

確かに、仕事というと、企業に雇われて給料をもらうという受け身な考え方が主流になっている気がしますね。でも、「仕事を通して自分がどんな経験値を得られるのか?」、「仕事を通して自分をどう伸ばしていくのか?」、「仕事を通して社会にどう貢献できるのか?」、という能動的な考え方をすることによって、仕事から得られることも大きく変わってくることをこの本から学びました。

転職の仕方や転職エージェントの使い方などに関しても書かれていますので、転職活動をされている方やこれから転職したいという方には参考になる本だと思います。