転職をふと考えたら・・

30代での転職活動が増えているのはなぜ?


2026年2月10日(火)

転職や仕事探しのご相談をお受けしている中で、ここ数年で増えている年代があります。それが30代です。


20代のように「まずは経験を積みたい」という勢いだけでは動かない。
50代のように「この先の不安から」という切迫感だけでもない。

30代は現実を見ながら「人生全体の設計」として仕事を選び直す方が多い印象です。

では、なぜ今、30代の仕事探しが増えているのでしょうか?
転職相談に乗っている中での気づきと30代だからこそ開ける可能性についてお伝えしたいと思います。


「仕事は生活の土台」だと気づくタイミング

30代は、仕事に慣れ、任される範囲が広がり、周囲からも「戦力」として見られる年代です。
ただ、仕事の意味合いが20代の頃とは変わってくる年代でもあります。

20代は「経験」「成長」「挑戦」が中心だった方も、30代になると、

生活費

家賃や住宅ローン

結婚・出産・育児

親のこと

夫婦の働き方
など、仕事が人生の土台として重くのしかかる場面が増えていきます。


そのため、
「この働き方のまま、5年後も続けられるだろうか?」
「この仕事で家族を支えられるだろうか?」
そんな問いが生まれるのが、30代の特徴です。


つまり、転職者が増えるのは、仕事への不満が増えたからというより、今後の人生を踏まえて働き方を見直す人が増えているからだと思われます。

「キャリアの分かれ道」に立つ年代

30代は、キャリアの分かれ道でもあります。現場でよく聞くのが、次のような言葉です。

「このまま今の仕事を続けていても専門性が身につかないのでは・・と不安なんです。」
「やりたいことが特にある訳ではない・・。でも、このまま仕事を続けるのも違う気がします。」

この「違和感」は、決してネガティブなものではありません。むしろ、30代だからこそ芽生える健全な感覚だと思います。

30代になると、評価されるのは「頑張り」だけではなく、

即戦力となる専門性
チームを動かすマネジメント力やリーダーシップ
課題を解決する思考力
適応能力と柔軟性
などと言った高度なスキルも求められてきます。

その変化に気づいた人ほど、「今の環境のままでいいのだろうか」と仕事探しに動き出します。
これが、30代の相談が増えている大きな理由の一つです。


30代の不安は「失敗できない」が強い

30代の仕事探しには、20代にはなかった不安を抱える人が増えてきます。

「転職先でうまくいかなかったら、次は難しいかもしれない・・。」
「収入が下がったら生活が回らない・・。」
「家族に迷惑をかけたくない・・。」

責任が増える年代だからこそ、転職に慎重さが出てきます。
そしてこの慎重さが、時に行動を止めてしまいます。


ただ、ここで一つお伝えしたいのは、
30代の慎重さは弱さではなく、責任感の表れだということです。

大切なのは、慎重さを持ちながらも「動ける形」に整えていくことです。
つまり、勢いだけで転職するのではなく、情報を集め、選び方を整え、納得のいく一歩にしていく。
まさにこのプロセスが重要になります。


「30代は遅い」どころか、実は一番動きやすい

30代の方から時々聞くのが、「もう30代なので、遅いですよね・・。」という言葉です。

でも実際には、企業側から見ると30代はとても魅力的です。以下の理由で即戦力になりやすいからです。

・仕事の基礎が身についている

・社会人としての常識がある

・指示待ちではなく、自走できる

・若手とベテランの橋渡しができる

・ある程度の責任感がある


つまり30代は、「伸びしろ」と「実務力」の両方を期待される年代でもあります。
20代のように育成されるのが前提ではなく、また、40代以上のように経験の幅が問われる前でもあります。
最も動きやすい年代とも言えます。


特に香川県のように、地元企業が多く、長く働ける人材を求める企業が多い地域では、30代の安定感は大きな武器になります。


「このままでいいんだろうか・・」というモヤモヤを抱えながら働いている方、今後どのような人生を歩んでいきたいのか?と自分自身と向き合う機会を持ってはいかがでしょうか?その上で、転職という選択肢が出てきたら、しごと探しのお手伝いや応募書類の添削など、転職サポートをさせて頂きますよ。