インタビュー

第二の家族になれる、そんな仕事です☆・。彡


あなぶきメディカルケア

アルファリビング高松紺屋町施設長 真鍋友香子

2017年3月2日(木)

Q:最初に、この仕事ならではの魅力について聞かせていただけますか?

- この仕事を通じて、人との絆を感じることができたり、自分が成長できたと実感する時、「あぁ、この仕事でよかった!」と思います。入居者様が、嬉しそうな表情や「ありがとう」の言葉で返してくれるんです。どうやったら穏やかに気持ちよく生活していただけるだろうかと日々思っているので、「あんたの所に入って良かったわ。」「あんたに任せといたらなんちゃ心配いらんなあ」って言ってもらえたら、「やってよかった!」って思いますね。

 

心に残っていることがあるんです。ご入居されていたおばあちゃんで、息子さんと娘さんの不仲をすごく心配されていました。娘さんからは、兄妹の関係をなんとかよくして、母が亡くなる前に安心させたいという相談を受けていました。長い歳月はかかりましたが、ご家族の会話に入らせていただいたり、娘さんの想いを代弁したりする中で、少しずつお兄さんが変わってくれたんです。おばあちゃんは、息子さんと娘さんの不仲だけが心残りだと話をしていたので、おばあちゃんが亡くなる前にその不安を取り除くお手伝いができて本当にうれしかった経験です。

 

Q: そんな相談まで受けられていたなんて、とても親密な関わりをされているんですね!
- 私たちは、『第二の家族』なんだという思いが常にあるんです。『第二の家族』として、私たちができることってたくさんあるんです。それができた時、この仕事をして本当に良かったって思います。このやりがいは、ここで働き始めて強く感じ始めましたね。

 

Q: なぜ、そのようなやりがいを強く感じられるようになったのですか?
- これまで特別養護老人ホームで働いていたのですが、そこでは、常に複数名の入居者様と接していたんです。そうすると、一人ひとりに対して気づいてあげられることが少なくて・・。ここ(住宅型有料老人ホーム)だと、一人ひとりと向き合えるので、心身共にその人が見えてきます。その分、入居者様やご家族との関わりが増えてきて、関わりも深くなるので、『第二の家族』というような感覚を感じられるようになったんです。人生の残り何年間かを過ごす場所としてここを選んでもらっているので、何らかの形でお返ししたい。それが使命だと思っています。

Q: 入居者様一人ひとりとの関わりが深いのですね?
- あなぶきメディカルケアの行動基準があって、「毎日みんなに会おう!」ということを大事にしています。シフトがあって、サービスを提供する入居者様は毎日変わるのですが、時間がある時に挨拶をしたり、話をしたり、みんなと顔を合わせることを大事にしているんです。それが入居者様の安心に繋がるからです。

 

Q: 逆に、この仕事の大変な部分について教えていただけますか?
- 自分の想いと入居者様やご家族との想いが合致しない時が苦しいですね。ご本人の想いを代弁しご家族に伝えることもさせていただいていますが、この方にこうしてあげるのが一番かなと思っても、それが受け入れられなかった時が辛いですよね。例えば、ご本人が自然に最期を迎えたいと言っても、ご家族は病院に搬送することも・・・。そういう時はどこで折り合いをつけたらいいんだろう・・と感じることがあります。

 

Q: なるほど・・。確かに、正解が無いだけ難しいですよね・・。技術面については難しい部分はありますか?

- そうですね。ここは基本的には在宅なので、ここで生活されている入居者様の生活を支えていくというスタンスです。そのため、一人ひとりに寄り添ったケアをする必要があるので、学んだことを通り一遍にしてはダメなんです。一人ひとりに合ったケアを模索しながら、その方に最適なケアをするのが難しい部分かもしれないですね。
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Q: 難しい部分はどのように解決しているのですか?
- うちでは、月に1回全体会議を開いて、入居者様のケース会議をしたり、勉強会をしたりしています。困っていることや課題だと感じていることをみんなで共有し、そして学ぶことを大事にしているんです。

 

面談も、1年に6回しっかりやっています。スタッフ一人ひとりが目標を立て、その目標に対するフォローをしていきます。面談を大事にしているのは、社内でアンケートを取ったところ、「話を聞いて欲しい」というスタッフがとても多かったからです。何でもないようなことでも、スタッフが大きな問題だと感じて、一人で抱えこむこともあるからです。面談を通して、スタッフの抱え込んでいる悩みや不安を理解し、解消するということを大事にしています。

 

Q: スタッフに対しても寄り添ったケアをしているんですね!入社後の研修やフォロー体制について教えていただけますか?
- 入社後のフォローはとっても大事にしていますよ!ここでは、1週間の研修プログラムがあるんです。その間に、分からない点、不安に感じる点など、不安要素をどんどん書いてもらって、その部分をフィードバックしていって、不安が解消されるように取り組んでいます。不安に感じる部分って人によって違うんですよ。新しいスタッフの不安をしっかりと聞き取り、そして、「こうしてはどうかな?」って提案して不安が消えたらうれしいですよね。
 
また、入社後1か月間は、お兄さん・お姉さん役が交代で一緒に業務に入るんです。新しいスタッフの強みや弱みを拾い上げて、強みをどんどん伸ばしていけるようにフォローしていきます。

 

Q: スタッフに対して、かなり手厚いフォローをしているのですね。
- スタッフ一人ひとりが幸せでないといい仕事ができないので、一人ひとりのスタッフの心持ちをすごく大事にしていますね。日によって体の調子や精神的なコンディションも違うでしょ・・。もし、何か変だな?と思ったら、声をかけて話を聞いています。スタッフのコンディションが良くないのに仕事に取り組むと、その日一日がしんどいばかりで、いい仕事ができないですからね・・。

 

Q: うわ~。一人ひとりのスタッフに対するケアもすごく大事にされているのですね。
やっぱり、スタッフには誇りをもって働いて欲しいですし、自分の職場を好きになってほしい。スタッフの幸せがないと、良いケアができないですから。チームとして成功するためには個が大事ですから、少しでもスタッフの手助けになるようにと心がけています。

 

Q: なぜそこまでスタッフも入居者様も大事にできるんですか?
- それはきっと、会社の想いが伝わってくるからでしょうね。ここは6~7年の若い会社ですが、人を大切にしたいという会社の想いが伝わるんです。だからこそ、自分もその想いに応えたいですし、自分の働いている職場が誇れる職場であって欲しいと思うんです。そのために、どうすればいいのかというのは考え続けていかないといけないと思うんです。スタッフ一人ひとりのいい所を最大限生かせることができて、自分でも気づいていない良い部分に気づかせてあげられたら、それぞれのスタッフの成長にも繋がりますからね。そして、スタッフの成長が形になってきたらこの施設の成長、そして会社の成長にも繋がりますからね。


真鍋 友香子さん

あなぶきメディカルケア 

リビング事業部施設長
昭和46年9月23日生まれ。短大で家政科を学んだ後、特別養護老人ホームで14年勤務。その後、ユニットケアのある特別養護老人ホームで5年程勤務。その後、あなぶきメディカルケアに入社し現職。

 

☆・。~ご参考までにあなぶきメディカルケアの福利厚生の一例を以下にご紹介~。・☆