転職支援の仕事をしていると、毎回しみじみ思うことがあります。それは、自分自身も含めでですが、「人は、自分の強みにいちばん鈍感だなあ・・」ということ。
この前も、40代半ばの技術職の男性が相談に来ました。キャリア10年以上のベテランの方なのに、転職活動で苦戦中とのことでした。理由を聞くと、「年齢で落とされちゃうんです・・」とのこと。さらに、「この業界は長いですけど、これといった特別なスキルはないんですよね」と、とても控えめな感じでした。
でも、「どんな仕事をしてきたのですか?」と話をじっくり掘り下げていくと、そんなに幅広くお仕事を???とびっくりしました。Macでのデザイン加工から、溶接、シート作成、施工まで。「ほぼ全部やってるじゃないですか!」と思わず口に出して言ってしまった程です。しかも技術職は2人しかいない職場で、ほぼ1人で全部回してるのだそう・・。職人技のお仕事をワンオペで、なかなかできないことだと感心しました。
でも、本人は「こんなの普通ですよ?」というので、いえいえ、すごいことですよ!と思わず前のめりで言ってしまった程です。でもでも、問題はここからなんです。その「すごい強み」をどう言語化するかという部分です。これが本当に難しいんです!
転職支援って、求人紹介だけして終わりじゃなくて、「その人の魅力を、どう魅力的に伝えるか」までが勝負です。まるで、「その人」という商品の広告コピーを考えるマーケターみたいなものだと感じます。求職者がどこまで自分の経験を話してくれるか、それを私がどこまで聞き出して、整理して、「なるほど!」と思わせる言葉に変えられるか。そしてその人の専門分野を、私がどれくらい理解できるか。地味な業務かもしれないですが、かなり頭を使う仕事です。
そんなとき、ふと立ち寄った書店で目に入ったのが『自分マーケティング』という本。読んでいくうちに「おお!これは転職にも通じるぞ」とピンときました。
考えてみれば、転職活動って「自分という商品を企業に売り込む営業活動」なんですよね。つまり、自分の魅力=商品価値をどうアピールするか。そのプレゼンを一緒に考えるのが、私の仕事なんだなと改めて実感しました。自分の強みに気づいて、それを言葉にできた時、履歴書も職務経歴書もガラッと変わります。そして、そういう人ほど面接で光るし、結果も出やすくなります。
そのため、一人ひとりの「強み」を発掘できるかが大事です。その人の中にある宝物を探して、それを本人にも言語化して伝えるし、その方が希望する企業にも伝えるという仕事。今日も頑張りたい!
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