仕事と子育てママコラム

「読み聞かせ」が自分自身と向き合うきっかけに


2019年10月2日(水)

息子が2歳の頃から毎晩続いている「読み聞かせ」。なかなか息子が寝てくれないので始めたのですが、今では読まないとおやすみモードに入ってくれません(苦笑)。でも、3年続けている「読み聞かせ」を通じて、息子は様々な言葉を覚えていて、本から得るものは大きいと感じています。また、平日は、8時半から6時半まで保育園に預かってもらっているので、息子とのやり取りは貴重な時間です。

 

そんな絵本の中で、自分自身と向き合えるきっかけとなる本もあります。例えば、「りさのいもうと」という絵本。

この絵本のストーリは、主人公の「りさ」に妹ができたことにまつわる話。優しいお母さんが大好きなりさは、妹ができることによってお母さんを独り占めできなくなって、妹に対する嫉妬心が芽生えてきます。この絵本を読み終わると、自分に弟ができてからのことを鮮明に思い出しました。5つ年下の弟ができた時は、母親にとって一番の存在となった弟に焼きもちをやき、毎日のように喧嘩をしていたなあと。母から「いい加減にしなさい!」と怒られても、叩いたり蹴り合ったりしてました。10歳年下の弟ができた時は、素直にかわいいと思え、おしめを代えたり、だっこしたり、ミルクをあげたり、面倒をみてあげるのが楽しくて仕方がないように・・。子どもの頃の私は絵本に出てくるリサのように、お母さんを奪われたような気がしてたのかもと、子どもの頃の心境を振り返るきっかけに。

 

もう一冊、心に残ったのが「おへそのあな」という絵本。この絵本は、赤ちゃんがお腹の中にいる時から、おへそのあなを通してお母さんや
お父さん、お兄ちゃんやお姉ちゃんが話していること、していることなどを見たり聞いたりしているよという内容の本です。

 

これまでは、自分のおへそについてほとんど意識をしたことが無かったのですが、この本を読んで、改めて思いました。私自身が胎児の時に、母親と繋がっていたのがこのおへそなんだなあって。このおへそに繋がっていたへその緒を通して、母親から栄養をもらって、母親のお腹の中で大きくなったんだなあって・・・。そして、産まれた時には、そのへその緒が切られ、一人の人間として生きていくべく、親が育ててくれたんだなあと思うと、涙が出てきました。このおへそは、母親と繋がっていたことの証(あかし)であり、息子がお腹の中にいる時には栄養を与えてくれたんだなあって思うと、すごく愛おしいものに感じてきます。

 

子どもの教育のためにも、また、自分自身と向き合うきっかけとしても、絵本はいいかもです♪よかったら、「読み聞かせ」をしてみませんか?