転職をふと考えたら・・

「こんなはずじゃなかった…」を防ぐために


2025年5月28日(水)

就職や転職をしたあと、「こんな仕事だとは思わなかった」「職場の雰囲気が合わない」といったミスマッチに悩み、退職を考えたり、モヤモヤしながら働いている人は結構多いようです。せっかく勇気を出して新しい一歩を踏み出したのに、退職してしまってはもったいないですよね。今回は、仕事や職場とのミスマッチを防ぐために、求職活動の中で意識しておきたいポイントをご紹介します。


■ 自分の「働く軸」を明確にする

まず大切なのは、「自分が何を大切にして働きたいのか」を整理することです。たとえば、「安定した収入を得たい」「子育てと両立したい」「やりがいを感じたい」など、人によって重視するものは違います。そのうえで、「絶対に譲れない条件」と「妥協してもいい条件」を分けておいた方がいいですよ。勤務地・勤務時間・給与・休みなど、自分なりの優先順位をはっきりさせることが、後悔のない選択につながりますよ!

 

■ 企業研究は「深掘り」がカギ

企業のホームページを見るだけでは、その職場の実際の姿はなかなか見えてこないと思います。事業内容や理念をしっかり確認するのはもちろん、SNSや口コミサイトで社員の声をチェックするのもおすすめです。ただし、匿名の口コミは偏っていることもあるので、あくまで参考程度に。また、「なぜその会社に興味を持ったのか」を自分の言葉で説明できるようになると、面接でも自然に想いを伝えやすくなりますよ。

■ 募集要項の「行間」を読む

求人情報には、実はたくさんのヒントが隠れています。「営業」と書かれていても、飛び込み営業なのか、ルート営業なのか、実際の業務内容は結構異なるんです。「アットホームな職場」「やる気次第で成長できる」といった言葉も、一見魅力的に聞こえますが、実際には厳しい上下関係や残業の多さを含んでいる可能性も…。気になる表現には注意して、「本当に自分に合うか」を冷静に判断しましょう。

■ 面接は「選ばれる場」だけじゃない

多くの人が「面接は評価される場所」と思いがちですが、実は「こちらが企業を見極める場」でもあります。仕事内容や一日の流れ、チーム体制など、気になることはどんどん質問してOK。実際に働く自分を想像しながら、違和感がないかを確認する場でもありますよ。面接官の対応や職場の雰囲気も、相性を判断する大事な材料になります。

■ 入社後の「安心材料」をチェック

せっかく入社しても、十分な研修がなかったり、質問しづらい空気だったりすると、不安や孤独を感じてしまう可能性があります・・。「研修制度があるか」「OJT(現場での実地指導)があるか」「相談できる人がいるか」など、入社後のフォロー体制も確認しておくと安心感が高まりますね。

■ ミスマッチを防ぐのは「情報」と「対話」

ミスマッチを防ぐために必要なのは、「正しい情報」と「素直な対話」です。企業の情報をできる限り集めて、自分自身の希望と合致しているのか、自分自身ときちんと向き合うことも大事です。また、面接では遠慮せず質問して、「働く自分」をイメージできれば良いですね。焦らず、妥協せず、納得できる選択をすることが、あなたらしい働き方への第一歩になります。


「今度こそ長く働きたい」「自分に合った仕事を見つけたい」と願うあなたへ。このコラムが、ミスマッチを防ぐヒントとなれば幸いです。また、しごとマルシェで掲載している転職支援ありの求人は、応募書類の添削などのサポートもしています。職場見学をさせて頂けたり、実際にその職に就いている方々から話を聞ける企業もあります。少しでもミスマッチを避けられる工夫はできるので、転職相談があれば、遠慮なくご連絡下さい。転職相談はこちらからお申込み頂けます。