先日、転職が決まったのは50代の女性の方でした。その方は、長年同じ職場で働いてこられた方です。
これまで一緒に働く仲間にも恵まれ、「辞めたい」と強く思ったことはほとんどなかったそうです。
しかし、少しずつ「この働き方でいいのだろうか・・」という違和感を感じるようになったと話して下さいました。その理由は、人を介助する仕事でありながら、人手不足のために一人ひとりに寄り添ったケアができないことでした・・。
本来は、利用者さん一人ひとりの状態を見ながら丁寧に関わりたい。でも、現場は忙しく、時間に追われる毎日。気がつけば、利用者さんと向き合うというよりも、「業務をこなすこと」が仕事になってしまっていたそうです。
「このままだと、自分も機械のように働いてしまう気がするんです・・。」その言葉が、とても印象に残っています。
そんな中、長く一緒に働いてきた仲間たちが次々と退職を決めていったのだそう。それをきっかけに、「やっぱり自分も働き方を見直そう」と決心されたのです。
そのため、一人ひとりに寄り添うケアを大切にしている施設があったので、ご紹介しました。
まずは職場見学から。実際の現場を見ていただくと、スタッフの方々が時間的な余裕を持ちながら、利用者さんと丁寧に向き合っている様子がありました。その光景を見てから、「ここで働きたいなあ・・。」と思ったそうです!
その後面接を受け、無事採用となりました。今回の転職がスムーズに進んだ理由は、とてもシンプルです。それは、「自分がどんな仕事をしたいのか」がはっきりしていたことでした。
・一人ひとりに寄り添ったケアがしたい
・利用者さんと向き合える働き方がしたい
そんな想いが明確だったからこそ、同じ価値観を持つ職場と出会えたのです。
転職相談に乗っていると、「どんな仕事が向いているか分からない」という声もよく聞きます。でも実は、能力やスキルよりも「自分はどんな働き方を大切にしたいのか」という軸も大事なのかもしれません。この軸が少しでも見えてくると、職場選びは結構ハッキリしてくるからです。
今回、彼女が同じ価値観を持つ職場と出会えたことを近くで見ながら、改めて感じました。転職は、ただ職場を変えることではなく、自分らしい働き方を見つけるプロセスなのだと。
もし今、「この働き方でいいのかな」と感じている方がいたら、まずは一度、自分の大切にしたい働き方を考えてみてください。そこから、新しい道が見えてくるかもです!
キャリア支援アドバイザー
飯原美保
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