インタビュー

「自分の生きざまをぶつけながら、新しい生きざまを提案していきたい。」


ライフスタイルブティック グレースマーケット カフェスタイルハズキ

木村 葉月さん

2016年8月25日(木)

北浜アリーの一角に佇むグレースマーケット・カフェスタイルハズキは、扉を開けると天井高いオープンスペースが広がり、ブリザードフラワーやワイン、雑貨 などがとっても幸せな気分にしてくれる心地良い空間。花を通じて新しいライフスタイルを提案するオーナーの木村葉月さんに話を伺った。

Q:フラワーショップとカフェを融合させたショップを始めたきっかけは?
- もともとは、北浜アリーでフラワーショップをしてたのですが、N.Yギャラリーに移転したのです。すると、少し離れただけでお客様の足取りが途絶えてし まったのです。そこで、花とワインの通販を始めたところ、通販のお客様が県外から来て下さるようになりました。でも、がっかりした顔で帰っていく姿を何度 か見ることがあったのです。N.Yギャラリーでは、テナントがどんどん抜けて行って、がらんとした寂しい感じだったので・・・。

その頃は、ここから出た方が良いとの意見をいただいたこともありました。でも、気づいたのです。私は、ここが好きなんだと。ここは、昭和初期に建てられた 穀物倉庫をリノベーションして造られたとても心地良い空間です。私は、この場所にしがみつくために通販を始めたということに気づいたのです。

そこで、ここをどう生かすかということを2、3年考え続けました。そして、カフェとフラワーショップを併設して、カフェや結婚式場の二次会場として活用するという発想が出てきたんです。

Q:ショップのコンセプトは?
- 「花を通じた新しいライフスタイルの提案」です。
私の好きな色や好み、感性でショップを創っていて、自分自身の生きざま(ライフスタイル)をぶつけているということに気づいたのです。自分の生きざまが反映されたこのショップを通じて、新しい生きざまを提案していければと思っています。

また、花の送り方を新しく提案する花屋でありたいと思っています。花の魅力や価値などの本質の部分は変わっていないと思います。ただ、花の送り方や花が使 われる場面は時代と共に変わってきています。花を送ったりもらったりする幸せの本質的な部分を保ちつつ、花の新しい使い方を提案していきたいです。

Q:カフェで働きたい日人にメッセージを!
- 人がカフェに足を運ぶ目的は、お茶を飲むことだけではないと思っています。家でもできるけど、敢えてカフェに行くのは、自分の中に何かをプラスするためだ と思います。だからこそ、そのプラスの部分をいかに提供できるのかということを考えながら働くことが、カフェという場では大切だと思います。

また、カフェによってそれぞれテーマがあります。自分が働くカフェのテーマは何だろうって考えながら働くことも大事です。そして、自分自身の人生のテーマ はなんだろうって、生き方も考えながら働いて欲しいですね。自分の強みが何なのか見えてきて、自分自身もいい働き方ができ、カフェのさらなる魅力づくりに も繋がると思います。