インタビュー

生きざまをお店にしよう


Cafe Style Hazuki

木村 葉月さん

2016年12月22日

 

北浜アリーから南へ徒歩1分のN.Y GALLERY内にあるCafe Style Hazukiはカフェの新しいスタイルを提案する大人気のお店です!今回は代表の木村葉月さんにインタビューをさせていただきました。

 

 

Q:なぜこの場所でカフェをしようと思ったのですか?

- もともとは、北浜アリーで花屋をしていたんですよ。でも、ある時高潮の被害にあってしまって、腰のあたりまで水がきたんです。そこで北浜アリーから南に少し歩いた所にあるN.Yギャラリーに移りました。けれども、そこはなかなか流行らなかったし、どんどんテナントが退いていったんです。そしてだれもいなくなった時に、空いたスペースも借りてほしいと言われて花屋を併設したカフェにしました。

 

周囲からは、もうこの場所から出て行った方が良いとも言われましたよ。でも、私はどうしても諦めきれなかったんです。なんでここに最後まで居続けたのかというと、ここに惚れていたから。ここは、昭和30年に建てられた穀物倉庫だったんです。お米は夏に劣化するので、夏は冷やっとして冬はあったかなんです。壁に摺糠(すりぬか)が入っていて断熱材の役割をするからなんです。また、梁も昔の人の知恵が詰まってるんです。2階の梁がステキだから2階も使えるようにしたし、南側にあるえびす神社を見えるようにもしました。ここの良さを一番理解しているのは私やから、私がここをよくしたいと思ったんです。

 
Q:カフェの経験があったのですか?

- 無いですよ(笑)。カフェのノウハウは無かったし、1杯400円の珈琲を出しても場所代すら出せないので、何かが必要だと考えていましたね。当時花屋の仕事として、ホテルや結婚式場にお花を納めていたのですが、それらを融合して花屋とカフェを併設した結婚式ができるカフェを作ろう!と思いました。でもノウハウがないので、サントリーさんが好きだったので、電話をしてみたんです。もちろん直接ね。すると、営業の方が来てくださり、様々なことを教えて頂けたので、結婚式もできるカフェを開くことが出来ました。

 

Q:料理へのこだわりについて教えてください?

- 料理については、「懐石ランチ」や、ココット鍋を使った料理など自分の価値観に合ったものにこだわっていますね。またメニューにお茶を取り入れたり、茶道教室を開催したりしているのですが、これも私の価値観を反映しています。私は子供のころ、母の勧めで茶道を習っていましたがとても嫌でした。でも、お稽古自体はとても楽しくて、結局習い続けたんです。それは、お茶の本質に惚れていたということであり、私の価値観に茶道が合っていたのだと思っています。この経験がお茶をカフェで使うきっかけとなっていますね。

 

Q:結婚式場ではなく、カフェで結婚式を行うことの良さや魅力について教えてください?

- 結婚式場での結婚式に比べて、気軽で、カジュアルである点が大きいですね。以前は、結婚式で使う花の打ち合わせまでしていたのに、費用が足りないためにキャンセルされることがあって・・・。そこで、考えたのが会費制の結婚式です。カフェで会費制の結婚式を行うことによって、肩肘張らず、アットホームな雰囲気にすることができますよ。

 

また、結婚式の他にパーティーやギャラリーなど多目的な利用を可能にすることで、カフェの新しいスタイルの提案をしています。

 

Q:カフェの経営で苦労したことはありますか?

- お金と人、この二つが苦労の99%かな。お金は開業資金に加えて、はじめの運営資金に困りましたね。人については、人に自分の想いを伝えた上で働いてもらうことです。この店は自分の想いが詰まっているので、自分の想いを働く人に押し付けてしまって、それが重く感じられてしまうこともあったみたいですね。

 

Q:接客で心がけていることは何ですか?

- まあ、明るく元気に!ぐらいですかね。えっと・・・そういえば初めに接客理念で「明るく・元気に・気取らず・自分を活かして」と決めていたこともありましたね。

 

Q:この仕事をしていて、嬉しかったことは何ですか?

- 一番うれしいのが、この場所をいいところですねと言ってくれること!その一言で、私の「この場所はいいところだ」という、根拠のない自信に対しての根拠ができるんです。お客様にそう言われる前は、もちろん根拠がないことに不安はあるけれども、言葉にできない根拠が自分のどこかにあるんですね。ですから、とてもうれしく感じます。

 

Q:今後の目標を教えてください。

- カフェに捉われない、新しいライフスタイルを作っていくことです。でも実はまだ頭の中ではまとまってないんです・・・。けれども、お店の本質にあるのが「小さな幸せ」を与えること。お花とワインをセットで販売したときも、家族や友人と一緒に花を見ながらワインを飲むことで「小さな幸せ」を感じてほしいと考えていました。この「小さな幸せ」という感情は生きているうちは必要です!明日の糧になるからね。なので、この本質を大切にしていきたいですね!

とても明るくてアクティブな木村さん。大学生に向けて「学生のうちに旅行をして視野を広げなさい。あと恋愛もね!」とメッセージをいただきました♪

 

香川大学 法学部 森本勇都

香川大学 法学部 田中真名

香川大学 法学部 酒井美月