仕事と子育てママコラム

逃げ場を作らない


2017年1月29日(日)

おはようございます!

今朝は日曜だというのに午前5時前に目が覚めました♪育児に追われている今、自分だけの時間を持てて、なんだか得した気分!

かなり久々に、石井光太さんのブログを読んでみました。この方は、「遺体」「感染宣告」「飢餓浄土」など、重く感じる内容の本を書かれており、ブログも、結構考えさせられる文章がいっぱい。

 

読み進めるうちに、はっとし、思わず惹きこまれてしまった文章が。ブログの一部を抜粋すると・・・。

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異国の地で、たった一人こういう偏見を全身で浴びて、悔し涙を流さなければ、分からないことというのは山ほどある。

 

自分の価値観が崩れて、そこから色んなものを再構築していこうとする。それは半端なことではない。逃げ場のない所で、死に物狂いで新しい価値観や考え方を作る。そうしたことでしか成長できない「人間性」というのは山ほどある。この体験は、たった一人で海外で死ぬ思いで頑張らなければ、なかなか得られない。

 

ちょっとした留学や、ちょっとした海外旅行でも、もちろんそれを感じることはできるが、より「逃げ場のない状況」に追い込んだ方がもっと大きなものを掴める。「逃げ場がない」というのがミソなのだ。

 

偏見にさらされて悔し涙を流して、価値観が全部崩壊しても、逃げ込んだり、泣きついたりする相手がいないからこそ、それだけ必死になって新しい価値観や考え方を自分でつくっていく。

 

その積み重ねが、はじめて「人間」や「価値観」というものを作っていく。

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石井光太さんのブログ

異国の地で受けた差別や偏見というのは私にとってもかなり強烈なものでした。私自身もアメリカに留学中に、肌の色で差別を受け、人を肌の色や文化、宗教、国籍などで差別することがどれだけ残酷なことか実感しました。

 

でも、嫌な過去をひきづっても自分が苦しいだけなので、その経験は自分の中では、消し去っていました。


でもでも・・・。
石井さんのブログを読んで、辛かった経験も、今の価値観や考え方のベース作りの一助になっているのかもと、少し救われた気持ちになりました。

 

物事は何事でも陰と陽、表と裏、プラスとマイナスといったように2面性がありますが見方次第で、プラスにも取れる経験をしたのかもって、少し思えました。

 

まだまだ未熟な自分自身の人間性。そして、「もっともっと成長したい!」「飛躍したい!」と思う今日このごろ。

 

いろんな葛藤がある中で、覚悟を決めて、「逃げ場のない状況」作りをすることの必要性を改めて考えさせられました。

 

おまけ:大学受験で、どうしても逃げ出したくなった日、海辺に行って叫んだことがあったなあ(笑)。