子ども用の絵本って、結構奥深いなあと感じることが多々あります。その中でも、コンテンツが素敵だなあと思って、買って時々読む本も。
その一冊が『スイミー』という絵本です。
少しだけ内容を説明すると、タイトルにもなっている「スイミー」というのは小さな魚のことです。
兄弟の魚たちがみんな赤い魚だったのに、スイミーだけは真っ黒な小魚でした。自分だけ体の色が違うということがコンプレックスに・・・。でも、スイミーは泳ぎが得意で、とにかく速かった!大きな海で兄弟たちと一緒に暮らしていたのですが、兄弟たちは大きなマグロに食べられてしまい、スイミーだけが得意の泳ぎで逃げ切って、なんとか助かったんです。
スイミーは兄弟を失ってしまい、放浪の旅に出るのですが、そこで、いろんな海の生き物たちに出会うんです。ゼリーのようなくらげ、ブルドーザーのようなイセエビ、見たことも無い魚達。
そんな生き物たちと出会うことによって、元気を取り戻してスイミーは、ある日、岩の陰に隠れてマグロに怯えながら暮らす兄弟そっくりの赤い魚たちを見つけます。 スイミーは一緒に泳ごうって誘うのですが、マグロが怖いからと小魚たちは出て来ない・・。
そこで、スイミーは、みんなで集まって大きな魚のふりをして泳ごうって提案します。スイミーは自分だけが黒いので、自分が大きな魚の目の役割をすることに。小魚たちは、大きな魚に見せかけ、岩陰に隠れることなく海をすいすい泳げるようになったのでした☆彡
この本には、深い教訓があり、子ども達にも、また読み聞かせをする私達大人もこの教訓をくみ取る必要があるように感じました。その教訓というのは・・。
「外の世界に思い切って出ること」と「人が持つ個性と役割に気づくこと」の大切さです。
スイミーは放浪の旅に出たからこそ、いろんな生き物に会い、体の色が違うという違いが本当にちっぽけなことなんだと気づくことができました。子ども達の世界を垣間見ると、制服、靴の色、靴下の色、水着の色など、いろんなものが同質すぎて、少しでもみんなと違うことで浮いてしまうので、同質性を求めていることに気づかされます。みんなと違うことが嫌という風になり、周りに合わせようとしている姿を見ると、同調圧力というものは子どもの世界にも浸透しているのを感じます。
でも、実際は、この世界は本当に広く、いろんな人種、文化、言葉、宗教、考え方を持つ人たちでできています。日本から一歩外に出ると、ほんのちっちゃなことにこだわっていたことに気づかされるかと思います。そして、人それぞれ個性があって、その個性を存分に出しながら活き活きと生きている人たちに出会うことによって、自分自身の個性を大事にしたいと思うようになるかもしれません。そのためにも、一歩外に出てみて、出会いや経験を体験することが大事だなあと思います。
ぜひぜひ、この「スイミー」という本を読んでみて欲しいと思います。そして、他にもどのような教訓が隠されているのか探して欲しいなあと思います!
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