■定年後の挑戦
「内定を頂いたと捉えてもいいんですね!」
私が企業から頂いた連絡内容をお伝えしたら、とても嬉しそうなお返事だった。そして、私自身も、心から嬉しく思った!
この方は、大学卒業後、地元の名のある企業に営業職として入社し、管理職としても長年活躍。そして定年を迎えた後も、じっとはしていられなかった。全く新たな仕事に挑戦され、それらの仕事は決して楽な仕事ではなかったはず。それでも、なかなか楽しかったですよと、とても前向きな考えを持たれていた。
でも、「自分が長年培ってきた経験を活かせる仕事がしたい。」と思われ、転職相談があり、私はひとつの企業を紹介した。その企業は、ちょうど彼が長年働いていた業界へ新規参入を検討しているところだった。これこそ、運命の巡り合わせ?!と感じた程、話はトントン拍子に進み、面接の結果、営業職としての採用が決まった!
■定年後も挑戦し続ける理由
この方の強みは、単に長年の経験があることではない。名のある企業で管理職まで勤め上げた実績だけなら、他にも多くの人が持っている。しかし彼は、その肩書きに甘んじることなく、定年後も未知の仕事に飛び込み、自らの手で新たな経験を積み重ねてきた。
「この人なら、これまでの経験を笠に着ることはない」企業側もそう感じたのではないだろうか?過去の成功に縛られず、新しい環境でも努力を惜しまないという姿勢こそが、彼の最大の強みだと私は感じた。
■営業職の真の価値
営業職は、ただモノを売るだけの仕事ではない。人の話を聞き、ニーズを探り、最適な提案をする。その過程で、交渉力や人間力も鍛えられる。実際、営業経験者はどんな職種にも適応しやすい。だからこそ、彼のように人生の新たなステージに挑戦できたのだと思う。営業職を選択する人は、意外と少ないけれど、実はすごく価値のある仕事だと、彼の再就職の結果を喜びながら感じた。
■人生100年時代のキャリア
「定年後はのんびり過ごしたい」そう考える人もいると思う。でも、家にじっといると社会から切り離されたように感じたり、体がなまったりと、マイナス面を感じる人もいる。そんな中、体が動くうちは「まだまだ挑戦したい」と思う人は多いと思う。実際、定年退職後の方からの転職相談も実際に増えている。人生100年時代、働くことは単なる生計手段ではなく、人生を豊かにするための選択肢のひとつなのかもしれない!「72歳までは現役で働きたい!新しい職場でも頑張りますよ!」という声から、私自身も仕事を楽しみたいと元気を頂いた。
転職アドバイザー
飯原
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